甘いものでも歯がしみる原因と対策。むし歯との違いにも注意

冷たいものだけでなく、甘いものを食べたときにも歯がしみる。チョコレートやケーキ、甘い飲み物で、歯にきゅっとしみる感じがする。冷たいものでしみるのは知覚過敏だと聞くけれど、甘いものでもしみるのはなぜだろう。そんな疑問を持ったことはありませんか。私自身、甘いものでしみることに気づいたとき、冷たいものとはちがう理由があるのではないかと気になった経験があります。
甘いものでしみるのには、知っておきたいポイントがあります。この記事では、甘いものでも歯がしみる原因と、その対策を、できるだけ分かりやすくまとめていきます。知覚過敏そのものの原因や基本的なセルフケアについては、歯がしみる知覚過敏の原因と治し方。むし歯との見分け方、自分でできるセルフケアにまとめていますので、あわせて読んでみてください。
はじめにお伝えしておきますと、私は歯科の専門家ではありません。同じ悩みに向き合ってきたひとりとして、調べたことと自分の経験を正直に共有します。甘いものでしみる症状が続くときは、むし歯のこともあるので、歯科で相談してください。知覚過敏については、公的な情報として日本歯科医師会の相談ページ(日本歯科医師会 お口のなんでも相談「知覚過敏」)も参考になります。
甘いものでしみるのはなぜか
歯がしみるのは、歯の内側の象牙質という部分に、外からの刺激が伝わることで起こります。ふだんはエナメル質や歯ぐきが象牙質を守っていますが、エナメル質が薄くなったり、歯ぐきが下がって根元が露出したりすると、刺激が神経に伝わりやすくなります。この刺激は、冷たさだけでなく、甘さでも起こることがあります。つまり、甘いものでしみるのも、冷たいものでしみるのと同じく、知覚過敏の症状のひとつとして起こることがあるのです。
甘いものでしみるときに気をつけたいこと
ただし、甘いものでしみる場合には、もうひとつ気をつけたいことがあります。それは、むし歯の可能性です。むし歯ができると、甘いものがしみたり痛んだりすることがあります。知覚過敏は刺激のときだけ一瞬しみて、刺激がなくなるとすぐ治まることが多いのに対し、むし歯の場合は、何もしなくてもズキズキ痛んだり、痛みが長く続いたりすることがあります。甘いものでしみる症状が続く、痛みが強い、特定の歯がずっと気になるという場合は、むし歯のことも考えられるので、自己判断せず歯科で確かめてもらうことが大切です。
甘いものでしみて不安だったころ
私は、冷たいものだけでなく甘いものでもしみることに気づいたとき、むし歯になってしまったのではないかと、とても不安になりました。でも、甘いものでしみるのも知覚過敏の症状のひとつとして起こることがあると知って、少し落ち着きました。同時に、むし歯の可能性もあると知って、だましだましにせず、歯科で確かめてもらうことにしました。原因がはっきりしたことで、安心してセルフケアを続けられるようになりました。不安なまま抱え込むより、確かめてもらうほうが、ずっと気持ちが楽になります。
甘いものでしみるときのセルフケア
知覚過敏による甘いものでのしみは、毎日のケアで和らげていけます。
知覚過敏用の歯みがき粉を続ける
しみる刺激を和らげる成分が入った、知覚過敏用の歯みがき粉をやさしく続けるのが基本です。毎日続けることで少しずつ和らいでいくタイプが多いので、あせらず続けてみてください。歯みがき粉の選び方については、知覚過敏用歯みがき粉の選び方と使い方。しみる歯のための成分と続け方もあわせて読んでみてください。
やわらかい歯ブラシでやさしく磨く
強い歯みがきは、歯や歯ぐきを削ってしみる原因になります。やわらかめの歯ブラシで、力を入れずにやさしく磨いてください。
甘いものをとったあとのケア
甘いものは、しみる原因になるだけでなく、むし歯のリスクにも関わります。甘いものをとったあとは、口をゆすいだり、しばらくしてからやさしく歯みがきをしたりして、口の中を清潔に保ちましょう。だらだらと甘いものを食べ続けないことも、歯を守ることにつながります。
食いしばりも関わることがあります
甘いものでしみる背景に、歯のすり減りがあることもあります。歯ぎしりや食いしばりで歯がすり減ると、象牙質が近くなってしみやすくなります。あごのこわばりや、朝のあごのだるさが気になる人は、あごが疲れる、気づくと食いしばっている。原因とセルフケアもあわせて読んでみてください。しみる原因はひとつとは限らないので、思いあたることがあれば、あわせて見直してみるとよいでしょう。
しみをくり返さないための予防
甘いものでのしみを和らげるだけでなく、くり返さないための予防も大切です。毎日の習慣を少し見直すことで、しみにくい状態に近づけます。
まず、やわらかい歯ブラシでやさしく磨くことを続けてください。強い歯みがきは、歯や歯ぐきを削ってしみる原因になります。次に、酸性の飲食物をとった直後は、歯の表面がやわらかくなっているので、すぐに磨かず、少し時間をおくか、まず水で口をゆすいでおきましょう。甘いものやジュースなども、だらだらと長い時間をかけてとらないことが、歯を守ることにつながります。歯ぎしりや食いしばりが歯のすり減りに関わることもあるので、日中に歯を離すことを意識するのも役立ちます。そして、定期的に歯科で口の中を見てもらうと、しみる原因やむし歯に早めに気づけて安心です。こうした予防を続けることで、甘いものでのしみをくり返しにくくできます。あせらず、できることから取り入れてみてください。
よくある質問
甘いものでしみるのは知覚過敏ですか、むし歯ですか
知覚過敏でもむし歯でも、甘いものでしみることがあります。刺激のときだけ一瞬しみるなら知覚過敏、何もしなくても痛むならむし歯の可能性があります。ただ自分で見分けるのは難しいので、続くときは歯科で確かめてください。
知覚過敏用の歯みがき粉は甘いものでのしみにも効きますか
しみる刺激を和らげる働きが期待できるので、甘いものでのしみにも役立つことがあります。毎日続けて様子を見てください。
甘いものは控えたほうがいいですか
しみるあいだは控えめにすると楽です。また、だらだらと食べ続けないことは、むし歯予防のためにも大切です。
しみが続くときはどうすればいいですか
症状が続く、痛みが強い場合は、むし歯など別の原因のこともあります。自己判断せず歯科で相談してください。
まとめ
甘いものでしみるのは、冷たいものと同じく知覚過敏の症状として起こることがありますが、むし歯の可能性もあるため注意が必要です。知覚過敏用の歯みがき粉を続ける、やわらかい歯ブラシでやさしく磨く、甘いもののあとに口の中を清潔に保つといったセルフケアで和らげていけます。ただし、症状が続く、痛みが強い場合は、むし歯のこともあるので、自己判断せず歯科で確かめてください。甘いものでしみて不安だった過去の自分に伝えたいのは、確かめてもらえば安心できるよ、ということです。あせらず、できることから続けていきましょう。


