マスクの中の口臭が気になる。原因とマスク生活でできる対策

マスクをつけていると、自分の息のニオイがこもって、口臭がいつも以上に気になる。会話のときも、マスクの内側の空気が気になって落ち着かない。マスクを外す瞬間が少しこわい。そんなふうに感じたことはありませんか。私自身、マスクをつける生活が続いたころ、自分の息のニオイに初めてはっきり気づいて、こっそり落ち込んだ経験があります。
マスクの中の口臭は、多くの人が感じている悩みです。仕組みを知って対策すれば、ずいぶん和らげられます。この記事では、マスクをつけると口臭が気になる理由と、マスク生活の中でできる対策を、同じ目線でまとめていきます。口臭全体の対策については、口臭が気になって人に近づけない。原因と自分でできる対策にまとめているので、あわせて読んでみてください。
はじめにお伝えしておくと、私は歯科の専門家ではありません。同じ悩みに向き合ってきたひとりとして、調べたことと自分の経験を正直に共有します。強い口臭が続く場合は、最後に書いた通り歯科で相談してください。口臭については、公的な情報として日本歯科医師会の相談ページ(日本歯科医師会 お口のなんでも相談「口臭」)も参考になります。
なぜマスクをすると口臭が気になるのか
マスクをつけると口臭が気になる理由は、大きく二つあります。ひとつは、マスクの中に自分の吐いた息がこもり、そのニオイを自分でかぎやすくなることです。ふだんは流れていってしまう息が、マスクの中にとどまるので、自分のニオイに気づきやすくなります。これは、実際にニオイが強くなったというより、気づきやすくなったという面が大きいです。
もうひとつは、マスクをつけていることで、実際に口の中が乾きやすくなることです。マスクをしていると息苦しさから口で呼吸しがちになり、口が開いて乾燥しやすくなります。口の中が乾くと唾液の働きが落ちて、細菌が増えやすくなり、口臭が強くなることがあります。つまり、気づきやすさと、乾燥による実際の変化の両方が、マスクの中の口臭に関わっているのです。
マスクの中で口臭が強くなる要因
マスク生活で口臭が強くなりやすい要因を、もう少しくわしく見ていきましょう。自分にあてはまるものがないか、ふり返ってみてください。
口呼吸による乾燥
マスクをしていると、無意識に口で呼吸しやすくなります。口呼吸が続くと口の中が乾き、口臭が出やすくなります。気づくと口が開いている人は、気づくと口が開いている。口呼吸の原因と鼻呼吸に変えるためにしたこともあわせて読んでみてください。
会話が減ることによる唾液の減少
マスク生活では、人と話す機会が減ったり、声を控えめにしたりすることがあります。口をあまり動かさないと唾液が出にくくなり、口の中が乾きやすくなります。唾液は口の中を洗い流してくれる大切なものなので、その分泌が減ると口臭につながります。
水分不足
マスクをしていると、のどの渇きに気づきにくく、水分をとるのを忘れがちになります。水分が足りないと唾液も作られにくくなり、口の中が乾いて口臭が出やすくなります。
マスクをしていて気づいた日のこと
私がマスクの中の口臭に気づいたのは、会話の途中でマスクの内側の空気を吸い込んだときでした。自分の息のニオイに気づいて、はっとしたのを覚えています。それまで日中の口臭はあまり気にしていなかったのに、マスクをきっかけに急に気になり出して、人と近い距離で話すのがこわくなってしまいました。
でも、マスクの中の口臭は、こもって気づきやすくなっている面が大きく、乾燥という原因もはっきりしていると知って、少し気持ちが軽くなりました。そのうえで、こまめに水を飲んだり、鼻呼吸を意識したりするようにしたところ、マスクの中の不快感がずいぶん和らいでいきました。原因が分かると、対策も立てやすくなります。
マスクの中の口臭対策
マスク生活の中でできる対策を紹介します。どれも今日から取り入れられるものばかりです。
こまめに水分をとる
マスクをしていると水分をとるのを忘れがちなので、意識してこまめに水を飲むようにしましょう。口の中がうるおうと、唾液の働きも保たれ、口臭が出にくくなります。少しずつこまめに飲むのがポイントです。
鼻呼吸を意識する
マスクの中で口呼吸になっていないか、ときどき意識してみてください。口を閉じて鼻で呼吸することで、口の乾燥を防げます。鼻が詰まって鼻呼吸がしづらいときは、まず鼻の状態を整えることも大切です。
歯と舌のケアをていねいに
口臭のもとを減らすために、毎日の歯みがきに加えて、舌のケアもしておくと安心です。舌の汚れが気になる人は、舌の白い汚れ(舌苔)が気になる。原因とやさしい取り方もあわせて読んでみてください。とくに、朝の口臭が気になる人は、朝起きたときの口臭がひどい原因と対策も参考になります。
口の乾きを防ぐ工夫
口の乾きが気になるときは、口腔保湿用のスプレーやジェルで潤いを足したり、キシリトール入りのガムを噛んで唾液を出したりするのも取り入れやすい方法です。
マスクをしているときの即席リフレッシュ
外出先でマスクの中の口臭が気になったときに、さっとできるリフレッシュ方法も知っておくと安心です。水を一口飲んで口の中を潤す、口を軽く動かして唾液を出す、口臭ケア用のタブレットを使うといった方法があります。私はカバンに小さなタブレットと水を入れておくようにしてから、外出先でも落ち着いて過ごせるようになりました。ちょっとした備えが、気持ちのお守りになります。
それでも気になるときは
対策を続けても口臭がどうしても気になる、マスクを外しても気になるという場合は、歯周病など別の原因が隠れていることもあります。その場合は自分のケアだけでは限界があるので、歯科で相談すると安心です。原因がはっきりすると、対策もしやすくなり、気持ちも楽になります。ひとりで抱え込まず、専門家を頼ってください。
マスクを外せる時間にできるリセット
一日じゅうマスクをつけていると、口の中の環境がこもったままになりがちです。マスクを外せるタイミングを使って、こまめにリセットすると、口臭がこもりにくくなります。
ひとりになれる時間や休憩のときにマスクを外せるなら、その機会に深呼吸をして、口の中の空気を入れ替えましょう。あわせて、水を飲んで口の中を潤したり、口を軽く動かして唾液を出したりすると、口の中がすっきりします。マスクをしていると忘れがちな水分補給を、外したタイミングで意識してとるのもおすすめです。こうした小さなリセットを一日の中に何度か取り入れるだけで、夕方になっても口の中の不快感が続きにくくなります。私は、休憩のたびに水を飲む習慣をつけてから、マスクを外す瞬間の不安がずいぶん減りました。
よくある質問
マスクをすると口臭は本当に強くなりますか
こもって自分で気づきやすくなる面が大きいですが、口呼吸による乾燥で実際に口臭が出やすくなることもあります。どちらも対策で和らげられます。
マスクの中の口臭にいちばん効く対策は何ですか
こまめな水分補給と鼻呼吸の意識が基本です。口の乾燥を防ぐことが、いちばんの近道になります。
マスクを外す前にできることはありますか
水を一口飲んで口を潤したり、口臭ケア用のタブレットを使ったりすると、気持ちが落ち着きます。
ずっと気になるときはどうすればいいですか
マスクを外しても気になる、対策しても続く場合は、別の原因のこともあります。歯科で相談してみてください。
まとめ
マスクの中の口臭は、息がこもって気づきやすくなることと、口呼吸による乾燥が主な原因です。こまめに水分をとる、鼻呼吸を意識する、歯と舌をていねいにケアするといった対策で、和らげていけます。外出先ではタブレットや水で即席のリフレッシュもできます。それでも気になるときは、ひとりで悩まず歯科に相談してください。マスクの中の自分の息に落ち込んだ過去の自分に伝えたいのは、原因が分かれば怖くないよ、ということです。できることから少しずつ続けていきましょう。


